こんにちは。お空のちいさなケーキ屋さん　Cielcakeです。
今日は、私が子宮内胎児死亡と告げられてから入院するまでの時間を、どのように過ごしどのような気持ちを感じたかをお話ししたいと思います。

悪阻もようやく落ち着き始め、待ちに待った妊婦健診でお腹の中で赤ちゃんの心臓が止まっていることが分かり１６wで子宮内胎児死亡と告げられました。

・赤ちゃんが大きくなってるから陣痛を起こして産まなきゃいけないこと
・死亡届は出さなきゃいけないのに戸籍には残せないこと
・退院した次の日には火葬してお別れをしなきゃいけないこと…

悲しみと共に、色々なことを受け止めなくてはならなくとても苦しかったです。

子宮内胎児死亡とは？

妊娠数週に関係なく、赤ちゃんがお母さんから出てくる前に子宮内で死亡することを言うそうです。
告げられた時、最初は理解ができず、悪阻もあったしそんなはずはない…って抵抗するももう１人の違う先生に見てもらう頃には肩を揺らして泣いてたな。。。

１人で来院していた為、仕事中の夫に電話。こんな内容で電話することになるなんて辛すぎて声をうまく出せなかった。
先生から説明を受けてもう一度エコーで心拍確認して、コロナ禍でエコーを生で見れていなかった主人に、こんな形で見てもらうなんて…切なすぎて申し訳なかったです。

診断後の今後の説明

内診が終わり、悲しむ間もなく分娩・入院の話をされました。

土日を挟むため、入院は今日か、週明けのどちらかを選ばなきゃいけなくて少し時間をもらって主人と相談し、お腹の中にいる赤ちゃんとの最期を長く過ごす選択をしました。

色んなことが押し寄せてきて整理がついてないのに話は次々と進み頭が追いつかなかった。

こんな状況でも、お金の面が気になり、大部屋を選択。

しかし、入院中泣いてしまうと思ったので、自分の気持ちを優先して個室に入院することに。

↑（自宅に帰ってからもう一度考え直し、病院に電話をして個室に変えてもらいました。）

入院するまでにしたこと

■主人と２人の時間を取った

家に帰宅したタイミングで上の子供達が幼稚園から帰ってきたので実母にお願いして夫婦時間を設けました。

子供の前だったので母にはそこまで詳しい話はできませんでしたが、動揺しながらも、子供達を預かってくれたことに感謝しています。

ほとんど泣いていて何を話したかあんまり覚えていませんが、主人も声を出して泣いている姿を見て、辛い気持ちは同じなんだな。と思い、安心した気持ちと申し訳ない気持ちが入り混ざったのを覚えています。

■家族で思い出を残した

悪阻にも耐え、５ヶ月まで大事に大事にお腹の中で育ててきた我が子。大きくなってきたお腹を残したくて家族でセルフマタニティーフォトを撮ることにしました。

お腹に来てくれて嬉しかったことも、お別れしなきゃいけない寂しい気持ちも、赤ちゃんのことみんな大好きだよって気持ちも全て写真に詰まっています。

見返すと、『あぁ、本当にお腹にいたんだなぁ。』と今でも実感します。

■同じ経験をした方の投稿を読んだ

悲しみと共に押し寄せてきたのが、陣痛を起こして産まなければならないという恐怖でした。
上の子たちの辛い陣痛に耐えた経験を2度しましたが、元気な産声を聞くために頑張れたこと。
この精神状態で痛い処置や陣痛に耐えられる自身がなかったのです、、

そのため、どんな処置をするのか、産声のない出産とはどんなものなのか、ひたすら体験談を読み漁りました。

感じる痛みは人それぞれですが、心構えができてよかったのと、“私だけじゃないんだ。” と他の天使ママさんの投稿を見てとても励まされました。

さいごに

子宮内胎児死亡という悲しい出来事は、現実を受け止める暇もなく次から次へと決断しなければいけないことがたくさんありました。

悲しみと共に耐えなければならない痛みや恐怖もあります。

ですが、分からないことだらけの事が起こるので、不安に思うのは当然のこと。

分からないことを想像するのではなく、少しでも実体験を聞いて出産までの流れを

イメージできればと思い、当時のことを綴らせていただきました。

出産は、命の数だけそれぞれの物語があると思いますが、経験者の１人の体験談として

参考にしていただけると幸いです。